む〜。だいぶ改善しましたね。以前はraspiでUSB-BOOTを実現するには、いろんな修正を施さねばなりませんでしたが、現在ではあっけないほど簡単にインストール、起動できるようになりました。以下は、その時の記録。
1.一般のPCで起動するUSBデバイスを作成する
以下のページが基本になります。
https://archlinuxarm.org/platforms/armv8/broadcom/raspberry-pi-4
異なる点は、
- boot 領域は最低でも 256M を確保してください。 初期のバージョンでは2000Mでも起動していましたが、すぐにいっぱいになります。Linux 6.10.5-1-aarch64-ARCH #1 SMP PREEMPT_DYNAMIC Wed Aug 14 15:18:38 MDT 2024 aarch64 GNU/Linux の状態で すでに256Mの94%使用しています。すぐその後のアップグレードでいっぱいになり、アップグレードできなくなりますので、512M確保したほうが良いです。これで49% になります。
- wget でダウンロードするのは http://os.archlinuxarm.org/os/ArchLinuxARM-rpi-aarch64-latest.tar.gz です。
したがって解凍も bsdtar -xpf ArchLinuxARM-rpi-aarch64-latest.tar.gz -C root となります。 - /etc/fstab の修正が必要です。修正後は
/dev/sda1 /boot vfat defaults 0 0 /dev/sda2 / ext4 defaults 0 0 # この行がないので、加筆する。 |
2.作成した起動ディスクでいきなり起動する
ここからはraspberry pi での作業です。使用しているのはraspi 4Bです。
従来は、SDカードで起動して、pcie_brcmstb モジュールを組み込んで出来上がったイメージファイルをUSBデバイスのBOOT領域にコピーしておりましたが、現在ではいきなり起動できます。
3.pcie_brcmstbの組み込みによる新規イメージの作成と再起動
# nano /etc/mkinitcpio.conf の module(pcie_brcmstb)に修正後、
# mkinitcpio -P を実行し新しいイメージを作成し、一旦再起動します。
4.pacman-keyの初期化とアップグレード
# pacman-key --init
# pacman-key --populate archlinuxarm
# pacman -sy archlinux-keyring
# pacman -Syu
これで基本的なセットアップは終了です。あとは自分だけのLinuxを育てていってください。
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